税理士法人はてなコンサルティングのブログ

豊島区西池袋の税理士法人はてなコンサルティングです

e-Taxで5000円税額控除の巻

平成19年分の個人の確定申告から、住基カードで本人の電子署名をして、
e-Taxという国税庁のシステムで電子申告をすると、
5000円の税額控除が受けられるよん、という制度がありました。
ただし、1回控除を受けたら、もう次の年はだめ、ということになっていて、
登録に手間をかけた分を取り返せるメリットはあるのだろうか??

と疑問に思いつつ、平成21年分もその制度が存続していたので、
私、山本が個人的に、e-Taxで確定申告書を提出して、5000円の税額控除を受けてみることにしました。
(前置きだけでも、もろもろ説明が長くなります)

【用意するもの】
�@住基カード・・・取得所要時間90分、料金1000円くらい
 住基カードは、自分の住んでいる市区役所に行って取得します。
 私は練馬区民なので、今年1月4日に取りに行って、住基カード取得の用紙を記入し、
 提出し、しばし待ち(年賀状を書いたり、区役所の隣のスーパーオオゼキで買い物をしていた)、
 受取るときにパスワードの設定が2つ位あり、説明があり、
 練馬区役所に入ってから出るまでに正味90分程度かかりました。

�Aカードリーダライタ・・・料金1000〜4000円くらい
 家電屋さんとかで購入できる模様です。私は、社内でお客さまの電子申告用に使っている
 カードリーダライタを借りました。安いものもあるようですが、今回わたしが電子申告をする際に、
 公的個人認証サービスに対応したICカードリーダライタの適合性検証にパスした、
 ちゃんとしたものを使ったのに、e-Taxで『ICカードが読み込めません』という痛々しいエラーが出たので、
 ちゃんとしたものを買っていないで、このエラーが出ると残念な気持ちになること請け合いです…。

�BPC
 電子申告なので、必ずです。

�C紙で確定申告の提出するときに用意するものと同じもの

住基カードを取得するというのが、なかなかハードル高いのです。


カードリーダライタに住基カードをオン。
これで電子署名ができるのだから、変な感じ。


【電子申告の手順】
国税庁の確定申告コーナーを開いて、ひたすらうえから順番に進めていきます。

�@カードリーダライタの設定(所要時間10分)

�A事前準備セットアップ一式のインストール(所要時間10分)

�B電子申告利用開始届の提出←オンラインで自分の情報を登録する(所要時間5分)

�Ce-Taxで申告を選択して、申告書の作成。
 必ず「電子証明書等特別控除」にチェックを入れて適用する(所要時間5分)

Dカードリーダライタに住基カードを乗せて、e-Tax電子署名する。(所要時間15分)

�E確定申告電子申告完了☆成功です☆あとは還付金の入金を待つばかり。

正味45分かかりました。
普段、弊社では、法人のお客さまの電子申告をしているので、
ルート証明とか、メッセージボックスとか、電子申告の利用開始とか、
仕組みも言葉もわかった状態で、これだけかかりました・・・。

�Dのところで、カードが読み取れませんのエラーが発生して�@に戻ったりして、
ここまできて、電子申告できないのか?という不安がよぎりました。
もう一度カードリーダライタのドライバをインストールしなおしたら、
できるようになったんですが、エラーの原因ははっきりしません。

�Dの電子署名で、住基カードのパスワードを入力しなければならないところがあって、
パスワードを忘れてしまっていたので、
テキトーにいれて、ロックかかったらどうしよう・・・とか思いました。

�C申告書の作成自体は、さすがに、すぐできましたが、
ここにも時間かかると思うので、普通にやったら
最低60分くらいはかかるのではないかと思います。

これだけかけて、しかも電子申告できないかも、という不安にかられながら、
5000円控除、しかもいまのとこ1回うけたら、終わり。
たしかに提出してしまえば、楽だったかもー?と思うので、
1回電子申告に成功してしまえば、来年も電子申告するでしょうが、
1回目の成功につながるまでが、けっこう大変だと思います。

来年は、ふるさと納税にチャレンジしようかと思います。

ちなみに弊社で確定申告を承る際には、住基カードなしでも、
電子申告自体はできます(税理士の電子署名を付します)が、5000円控除はありません。